長崎県が発注した県道の舗装工事でバイクが相次いで転倒する事故が発生。同県土木部は2月10日、施工を担当した上滝(長崎市)を2カ月間の指名停止にするとともに、同社が構成員となっている鹿島・上滝・八江グリーンポートJV(共同企業体)が仮落札した2件の陸上競技場新築工事の仮契約を無効とした。契約金額は合計約50億円。
バイクの転倒事故が発生したのは、長崎県南バイパス建設事務所が指名競争入札で発注した「主要地方道長崎南環状線道路改良工事(新戸町側舗装工その2)」。長さ約1kmにわたって排水性舗装などを施す。8735万1600円の予定価格に対して、上滝が8172万7800円で落札した。工期は2010年11月から2011年2月まで。
2月3日午後10時ごろから、県道を一部通行規制して夜間工事を開始。約100mにわたって、幅7~10mの車道のアスファルト舗装の表層を約5cmの深さで切削した。翌4日の夜に新たな舗装を施す予定で、基層が露出した状態のまま4日午前5時30分ごろに道路を開放した。
道路を開放する際、切削した部分と既存の路面との間に約5cmの段差が生じていたので、常温補修材でスロープを設置した。ところが、道路の路肩側にはスロープなどを設けず、段差がある状態で開放していた。
この路肩側の段差にハンドルを取られ、午前7時4分から24分までの間に3台のバイクが相次いで転倒し、運転していた男性の1人は肋骨(ろっこつ)を骨折。折れた骨が肺に刺さるなどのけがを負った。
仮契約が無効になったのは、いずれも長崎県が総合評価落札方式で発注した「長崎県立総合運動公園新陸上競技場(仮称)新築工事1工区」と「同2工区」。同県は1月31日、両工事の仮落札者を鹿島・上滝・八江グリーンポートJVに決定し、仮契約を交わしていた。契約金額は1工区が30億6400万円(税抜き)で、2工区が18億5400万円(同)。
同JVの構成員の上滝に指名停止の措置を講じることが決まり、2月10日に同JVとの仮契約を無効にした。2件の工事は、それぞれ二番札のJVを繰り上げて仮落札者とした。
新たに仮落札者となったのは、1工区が清水建設・西海建設(長崎市)・長崎土建工業所(同)JVで、入札金額は31億円。2工区は、18億9500万円で入札した大林組・谷川建設(長崎市)・野副建設(長崎県諌早市)JVだ。
長崎県土木部建築課によれば、鹿島JVとの仮契約を無効としたのは同県の規定に従ってのこと。公告文に「競争参加資格を有する者が、長崎県議会の議決までにおいて入札参加資格要件を満たさなくなったときは無効入札とする」と記載している。
JVで入札する場合、この条件は構成員の一部が入札参加資格を満たさなくなったときにも適用される。2件の工事は仮契約の段階で、県議会の議決を経て本契約を交わす前だったという。
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