建設工事の請負契約についての紛争解決機関である「中央建設工事紛争審査会」への2009年度の申請件数が前年度比で大幅に増加した。総申請件数は68件で、前年度の約1.5倍となった。前年度の申請件数が少なかったため、反動による増加とみられる。
09年度の申請件数の紛争類型内訳は、下請代金の支払いが30件、工事瑕疵(かし)が18件、契約解除が10件、工事代金の争いが8件、工事遅延が1件、そのほかが1件だった。
下請代金の争いの申請は、前年度の18件から大幅に増加し、工事瑕疵は前年度の2倍、契約解除も6割増で申請件数全体を押し上げた。
ただ、1998年度から08年度までの平均申請件数は56件で、09年度の申請件数が極端に多いとは言えない。中紛審への申請は、3-4年ごとに増減を繰り返す傾向にあるため、前年度が谷間だった可能性もある。08年度が少なかった分、反動で増加したとみられる。
08年度第4四半期の申請件数が9件だったのに対し、09年度第1四半期の申請件数は21件で、06年度第3四半期以来10四半期ぶりの水準となった。特に、下請代金の争いが、08年度第4四半期が1件だったのに対し、09年度第1四半期と同第2四半期がともに10件ずつと多く、08年度に申請しなかった反動が09年度の前半に表れたと見ることができる。
国交省では、09年度に建設工事の請負契約をめぐるトラブルの相談窓口となる「建設業取引適正化センター」を設置しており、調停や仲裁、あっせんを行う機関である中紛審に紛争処理を申請する前の相談をしやすくなったことも影響している可能性がある。
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