住宅の雨漏りトラブルを生み出す根本的な問題はどこにあるのか――。専門家の声を集めると、見過ごされやすいさまざまな「リスク要因」が浮かぶ。それらに共通するのは、要となるポイントが図面などに示されず、現場任せになりがちな点だ。住宅の完成後に見えなくなるポイントも多く、経年劣化などで性能が低下しても気付きにくい。
雨漏りを招く典型的なリスク要因の所在は、大まかに4つに分けられる。「設計やデザイン」「施工の方法や品質」「材料や建材の選択」「雨水の物理的性質」の4つだ。まず「設計やデザイン」では、例えば「短い軒」「木造で陸屋根」といった外観形状が雨漏りリスクを高める場合がある。実際に施工する際に、防水部材の納め方などが難しくなってミス・見落としも生じやすくなるというパターンだ。下の写真のような例で、この種のパターンで生じる雨漏りトラブルは保険法人の雨漏り事故例などでも近年、目立ってきているという。
サイディング目地のすき間から
下の写真は、施工の方法や品質に起因するリスク要因を示す例だ。このケースは築14年の鉄骨造で、外壁サイディングの目地に生じたすき間から雨水が浸入。サイディングを留め付けた金属製アングルが腐食し、雨水は壁内から室内へと至った。サイディング目地のシーリングで、プライマーが施工不良だったことが原因とみられる。
窯業系サイディングの目地に粉じんやほこりが残留していたり、プライマーの塗り残し箇所があれば、シーリングを打っても短期間で剥離する。「ブロアーで粉じんなどを除去する」「プライマーを刷毛塗り」といったシンプルな作業ほど、リスクの存在を理解しないでスピードや効率だけで手掛ければ、こうしたトラブルを招きかねない。
サッシの下枠にフィンがないタイプで
上は、外国製サッシで下枠にフィンがないタイプを使って生じた雨漏り例。建材の選び方自体に雨仕舞い・防水への配慮が不足していたと言える。これらに加えて、風などによる下方からの雨掛かりや、わずかな隙間からの毛細管現象による浸入など、水の物理的な性質がリスク要因となる場合も少なくない。雨漏り補修を専門に手掛けるカメイアクア総合(東京都町田市)の亀井秀一社長は、「雨漏りトラブルのほとんどでは、こうした複数のリスクが重なって雨水浸入の原因を生み出している」と話す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大阪府行政書士会 旭東支部所属 (大阪市都島区・鶴見区・城東区・旭区) 東洋法務総合事務所の B l o gへようこそ。
当事務所は大阪府大阪市城東区にある行政書士事務所です。 建設業許可に関する全般(新規・更新申請・経営事項審査・入札参加資格審査・業種追加・決算変更届など)・産業廃棄物収集運搬業許可や電子定款認証に対応した法人・会社設立を専門に取扱う行政書士事務所です。補助金や助成金または決算などについても他士業(弁護士、弁理士、司法書士、税理士、社労士、土地家屋調査士など他多数)と提携していますので連携してサポートすることが可能でワンストップサービスの実現を目標に日々励んでおります。
ホームページに戻る → https://www.to-you-lawyer.com/ こちらをクリックしてください。
〒536-0006 大阪府大阪市城東区野江2丁目3番4号
TEL.06-6786-0008 FAX.06-6955-8923 お電話でのお問合せ受付時間 / 平日9:00~18:00 (土日祝は、原則として休業させていただいております)