積水化学工業は、自社の断熱材「フェノバボード」を利用した鉄筋コンクリート(RC)造建物向けの外断熱工法を開発し、本格的な営業を開始した。外断熱工法で実績のあるツヅキ(大阪府東大阪市)と共同開発したもので、フェノバボードの利用を鉄筋コンクリート造の建物に拡大した。
製品名は「LLH(Long Life Healthy)外断熱通気層システム」で、ツヅキが販売・施工している外断熱工法の断熱材を、グラスウールから、より断熱性能の高いフェノバボードに置き換えた。外壁の厚みを従来工法の約135mmから約95mmへと、3割くらい薄くできるなどのメリットがある。
鉄筋コンクリート造に外断熱工法を適用すると、断熱材が気温や紫外線から躯体を守って建物を長寿命化するほか、室温が外気温に影響されにくくなる。また、冬季のコンクリートの冷え込みを軽減するため、結露が少なくカビやダニの発生も抑制する。
LLH外断熱通気層システムは、躯体から支持金具を張り出して外壁を支える乾式外断熱工法で通気層を保持する構造。このため断熱材を躯体と外装材に接着する湿式断熱工法よりも結露が発生しにくい。さらに外装デザインの自由度も向上し、タイル張り、石張り、パネル張りなどを選択できる。
販売・施工はツヅキが担当し、積水化学はツヅキにフェノバボードを供給する。価格は外装仕上げによって異なり、ガルバリウム鋼板の場合で1m2当たり2万2600円。タイル張りの場合で同3万7000円。建物の形状や規模によっても異なる。両社は、医療福祉施設、文教施設、官公庁施設、集合住宅の改修案件を中心に提案し、首都圏から順次展開していく計画だ。
外断熱工法は、壁の周囲を覆っていく工事が主体のため、内装材の交換などの大規模な工事なしで施工できるのが特徴。居住した状態のまま工事が可能で、新築だけでなく改修物件にも採用できる。国内の外断熱システム市場は推定120億円規模とされており、さらに拡大が見込まれている。
フェノバボードは、ボード系断熱材でトップクラスの断熱性能を持ち、性能の経年変化が少ない高性能フェノールフォーム断熱材。2007年12月に発売した。積水化学はLLH外断熱通気層システムで、2013年度に計3億円のフェノバボード販売を目指す。
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