大阪城天守閣では、より多くの市民及びビジターに大阪城の魅力を発見していただく為の企画として、平成22年10月9日(土)から10月11日(月・祝)までの3日間、大阪城公園内の重要文化財「千貫櫓(せんがんやぐら)・多聞櫓(たもんやぐら)・金蔵(きんぞう)」を特別公開します。
普段は、外からしか見られない貴重な建造物の内部をご観覧いただけます。3日間の限定ですが、この機会にぜひ、大阪城の魅力を体感してください。
公開に際し、多聞櫓内において、幕末の解体修理の際に出たと思われる古瓦、大阪城石垣の石に刻まれた刻印の拓本等を展示するほか、大阪城の発掘調査の際の映像を常時放映します。
また、今回より金蔵の内部照明に紫外線・赤外線・熱をほとんど含まないことで展示物への影響が軽減されるLED照明を使用いたします。
開催概要
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日時:平成22年10月9日(土)~ 10月11日(月・祝)
2.
時間:10時~17時
3.
入場料
単券200円(千貫櫓・多聞櫓・金蔵、3棟分の入場料)<販売は16時まで>
セット券700円(3棟+大阪城天守閣入館料)<販売は15時30分まで>
※中学生以下、大阪市在住65歳以上の方(要身分証明書)、障害者手帳等ご持参の方は無料
(1)千貫櫓〔せんがんやぐら〕
大阪城の大手口を守る重要な隅櫓の一つ。元和6年(1620年)に小堀政一(遠州)の設計監督のもとで創建されたもので、昭和34~(1959~)の解体修理の際、土台の木材から「御はしら立 元和六年九月十三日」の墨書が見つかり、この櫓の棟上式の日が明確となった。
現存の大阪城公園内の古建造物の中で、乾櫓とともに最も古いもの。
千貫櫓は、かつて大阪の地にあった本願寺を織田信長軍が攻めた時、本願寺のある隅櫓からの横矢に悩まされ、「銭千貫文出しても取りたい櫓だ。」と言わせたことから、後にこの櫓を人々が千貫櫓と呼ぶようになったと伝えられており、後世の櫓にも同じ名が引き継がれている。
内部は、一階、二階とも回廊の内側に4室ずつの天井板張りの部屋がある。
○構造形式 二重二階、本瓦葺
○面積 一階 … 217.26平方メートル
二階 … 162.95平方メートル
延べ … 380.21平方メートル
○重要文化財指定 昭和28年6月13日
※小堀政一(遠州) <1579~1647>
江戸初期の大名、茶人。名は政一。近江国の人。
豊臣氏のちに徳川氏に仕え、作事奉行・伏見奉行などを歴任。
遠江守であったので遠州と称し、茶道の遠州流の祖で、徳川家光の茶道師範。
和歌・書・生花・建築・陶磁・造園にも秀でた。
(2)多聞櫓〔たもんやぐら〕
大手口枡形の石垣の上に建ち、二の丸への出入り口となる大門を組み込んだ構造をしている。
この櫓には、大門の頭上に「槍落し」の装置があるが、これは敵の侵入に備えて設置されたもので、大門から進入しようとする敵を頭上から槍などを落として防御するためのものであった。
多聞櫓は、塁上に築く細長い長屋状の櫓を指し、この名の由来は、松永久秀(1510~1577)の居城である大和国の多聞城において、初めてこの形式の櫓が築かれたことによる、と一般的に言われている。
大阪城の多聞櫓は寛永5年(1628年)に創建され、天明3年(1783年)に落雷で焼失したが、嘉永元年(1848年)に再建され、昭和44年(1969年)に解体修理が行われ、現在に至っている。
多聞櫓は、大門をまたいで東西方向に立つ渡櫓と、その東端部から直角に折れ曲がって南へ伸びる続櫓からなる。
渡櫓には、板張りの部屋が3室続き、中央の部屋が一番広くて約70畳敷、両側の部屋は各々約50畳敷の大きさがある。
中央の部屋の下が大門となっており、この部屋の南端部に「槍落し」の装置がある。
続櫓には、西側(大手口に面した側)に銃眼を備えた笠石の並ぶ約2.7メートルの板張り廊下が真直ぐに伸び、その廊下に面して東側に9畳・12畳・15畳の部屋が合計6室並ぶ。
○ 構造形式 矩折一重(一部楼門)、本瓦葺
○ 面積 710.25平方メートル
○ 重要文化財指定 昭和28年6月13日
(3)金蔵〔きんぞう〕
江戸時代、幕府の金貨、銀貨を保管した建物で、幕府直営の金庫の役割を果たした。「かねぐら」「かなぐら」とも読む。宝暦元年(1751)、この場所から南に延びていた長屋状の建物を切断・改造 して築造され、以来、北西側に以前からあった金蔵を「元御金蔵(もとごきんぞう)」、この金蔵を「新御金蔵(しんごきんぞう)」とよんで区別した。
高さは約5.8メートル、面積は93.11 平方メートルで内部は大小2室からなり、手前に通常の出納用、奥に非常用の金銀を置いた。構造は防災と防犯に特に工夫がこらされ、床下は全て石敷き、入口は二重の土戸と鉄格子戸の三重構造、小窓は土戸と鉄格子、床下の通気口にも鉄格子がはめられている。
なお元御金蔵は、明治25年(1892 )の配水池建設にともなって今の金蔵の東隣に移築され、さらに昭和4年(1929)、陸軍によって高槻工兵隊の敷地内に解体移築され、のちに焼失した。
○ 構造形式 土蔵造一重寄棟造、本瓦葺
○ 面積 93.11平方メートル
○ 重要文化財指定 昭和 28年6月13 日
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