富山県建設業協会(近藤駿明会長)と建設経営サービスがまとめた2012年度建設業の雇用実態に関するアンケート報告書によると、技術・技能職の高齢化が深刻な状況になりつつあるとともに、厳しい経営環境に起因して、新卒者を育成する体力が失われ、経験者の中途採用で人材を確保していることが分かった。一方で、若年技術(技能)者からは、ものづくりという後世に残る仕事への誇り、やりがいを訴える意見が多く聞かれ、建設業の役割や重要性を従前以上にPRしていくことが求められている。
調査は、▽会員企業▽40歳未満の技術・技能職▽県立桜井高土木科、富山工業高土木工学科・建築工学科、高岡工芸高土木環境科・建築科、南砺福野高農業環境科の生徒--を対象とし、それぞれの立場に合った設問を用意した。回収数は会員企業が380社(回収率63%)、技術・技能職が647人(同39%)、建設系学科の生徒が582人だった。
会員企業の回答をみると、技術・技能職の年齢構成は、10-30代が34.1%(1662人)、40代以上が65.9%(3218人)。そのうち、1000人を超えるのは30、40、50の各世代となる。20代(378人)が極端に少ない理由として、新卒採用と新卒者の入職希望の減少を挙げている。
企業での技術(技能)者数は、10人未満が約6割を占めている。40歳未満の雇用状況は1-2人が最も多く、5人未満になると7割に達する。
過去5年間(2007年度以降)の採用状況は、約8割が「採用あり」と答えたが、うち中途採用が大半を占め、高校、大学とも新卒は1割を下回っている。さらに、4月以降の採用予定でも中途採用が6割を超え、それぞれの新卒は1割程度。即戦力を求める傾向に大きな変化はない。
これらの結果から、若年技術(技能)者の確保と育成が喫緊の課題となっている。
社会保険等の加入状況は、雇用、厚生年金、健康の3保険とも97%を超えている。社会保険未加入対策については、取り組みを支持する意見が上がった半面、「経審(経営事項審査)での審査や罰則だけでなく、根本的な原因(ダンピングなど)を見直す必要がある」などと抜本的な解決にはならないとする声が多かった。
40歳未満の技術・技能職では、建設業のやりがいとして、「ものづくりの喜び」「構造物が後世に残る」「地域の生活基盤の整備」を挙げている。一方で、給与水準の向上、技術(技能)者の高齢化、休日制度の改善を求める声も根強い。
建設系学科の生徒の回答をみると、卒業後の進路をしっかりと見据えて入学しており、地図に残る仕事に魅力を感じているという。また、就職先を決める上で重要視されるのは、やりがいや魅力とともに、「給与が高い」ことだとしている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大阪府行政書士会 旭東支部所属 (大阪市都島区・鶴見区・城東区・旭区) 東洋法務総合事務所の B l o gへようこそ。
当事務所は大阪府大阪市城東区にある行政書士事務所です。 建設業許可に関する全般(新規・更新申請・経営事項審査・入札参加資格審査・業種追加・決算変更届など)・産業廃棄物収集運搬業許可や電子定款認証に対応した法人・会社設立を専門に取扱う行政書士事務所です。補助金や助成金または決算などについても他士業(弁護士、弁理士、司法書士、税理士、社労士、土地家屋調査士など他多数)と提携していますので連携してサポートすることが可能でワンストップサービスの実現を目標に日々励んでおります。
ホームページに戻る → 行政書士 大阪 東洋法務総合事務所 こちらをクリックしてください。
〒536-0006 大阪府大阪市城東区野江2丁目3番4号
TEL.06-6786-0008 FAX.06-6955-8923 お電話でのお問合せ受付時間 / 平日9:00~18:00 (土日祝は、原則として休業させていただいております)