開口部の周囲でツル性の植物を育てて日射を遮る「緑のカーテン」の効果を、建築研究所と浜松市がアンケート調査を実施して評価したところ、同カーテンがない場合に比べて電力使用量を約2割削減できたことが判明した。7月に金沢市で開かれるまちづくりの国際会議SPSD2011で、建築研究所が公表する予定だ。
調査は浜松市民を対象にして実施した。市民にニガウリ(ゴーヤ)の苗3株を育ててもらい、実施年と前年での電力使用量などの変化を調べた。ニガウリは主にリビングの開口部前に植えた。調査票は150人に配布して、76人から回収した。
緑のカーテンとなる植物を育てた2010年と育てなかった前年の電力使用量を比べた。すると、記録的猛暑で前年に比べて日平均気温が1.6度高かった10年8月の使用量に、ほとんど差は生じなかった。
6月から7月も同様の傾向だった。9月は前年比で2割弱ほど電力使用量が増えたものの、「葉が枯れて効果が小さくなったと考えている」(建築研究所の加藤真司上席研究員)。
緑のカーテンをうまく育てられなかった人の回答を確認したところ、8月の電力使用量は2割ほど増えていた。
「目隠しと通風を両立」
植物によって日射を遮れば、通風も妨げかねない。そこで、その度合いを実測したところ、緑のカーテンの葉面密度が通風面の80%を占める場合、風の通過率は23.7%となった。
この数字を加藤上席研究員はこう評価する。「アンケートで、『窓を開けていると風が気持ちいい』という評価の声が上がっていた点も踏まえると、日射遮蔽や目隠しの効果に加えて、一定の通風効果を期待できる」
「室内の温熱環境などについては、これから緑のカーテンの効果を検証する必要がある」と加藤上席研究員は考える。
調査結果を受けて、加藤上席研究員は建物における緑のカーテンの活用を訴える。「居住者の意識と温熱環境の変化との影響の度合いについて、分析は進んでいない。だが、今回の調査で電力使用量を減らせる効果自体は確認できた。今夏は計画停電などの影響が懸念される。この取り組みは有効な節電対策になる」
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