快適な家づくりには、断熱・気密・換気・冷暖房の4つのバランスを考慮することが重要だ。一つでもバランスが崩れると、結露や腐朽といったリスクが高くなる。怖いのは、これらをやったつもりで施工してしまうこと。善かれと思ってやったことでも、バランスを崩してしまえば、問題を抱える“ダメ家”になりかねない。第2回目は「気密」をテーマにポイントを紹介。
シートやテープで徹底的に隙間を塞ぐ
施工の仕方によって、気密層が途切れがちな箇所がある。床や天井に施工した、照明器具や配管、配線のまわりなどだ。気密処理の欠損は、室内の湿気や壁・小屋裏などの結露、換気不足などのトラブルを招く。
床断熱の場合、キッチンなどの床下から立ち上がってくる配管まわりは注意が必要だ。断熱材を切り欠いて貫通させるとき、上の写真のように隙間が空いてしまうことが多い。ここから冷気が忍び込み、床が冷える原因になる。隙間は気密テープなどで丁寧に塞いでおこう。
また、施工後に木材が乾燥によって収縮し、床の根太間にぴったりはめ込んだはずのボード状断熱材が脱落することがある。断熱材が気密部材を兼ねている場合、脱落してしまうと、断熱ばかりか気密の性能も低下する。
「床にボード状断熱材を充填する場合、まず四方に木の角材を打ちつけるなどして受け材とし、根太の間に断熱材を挟み込む。さらに、合板の施工前に気密シートを床全面に張ると良い」と住環境アルテの昆さんはアドバイスする。
設備会社に説明を
もう一つは、気密処理がきちんとなされたにもかかわらず、配管工事や電気工事の際に、作業者が気密シートを破ったり、袋入り断熱材を押しのけたりして、そのままになってしまうケースだ(下の写真を参照)。気密したつもりでも、これでは室内の湿気が壁内や小屋裏へ侵入し、結露の原因になる。 設備工事と断熱工事の手順を事前にしっかり検討するとともに、作業者に「なぜこうしてはいけないか」を説明しておきたい。
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