CO2排出量の削減効果が期待できると、地中熱利用に関心が高まっている。しかし、パイプを地中に深く埋めて採熱する方法は、設置に300万円ほどかかるなど、コストの高さがネックになっている。
盛岡市の田山工務店は、手軽に地中熱を利用できる冷暖房システムを考案し、約70万円で設置している。既に7棟に採用した。
地表近くの熱を採取
同社の手法では、基礎に接した地面の、冬季18℃くらいになる地中熱を活用する。床下部に断熱材を施工しないことで、床下空間に地中熱を伝えて冷暖房する。
パイプを埋設しない分安価に済むが、得られる地中熱は限られる。そこで、家の外周に板状の断熱材を水平に埋めて、地中熱を地表に逃げにくくし、採熱効果を高めた。
「断熱材を埋めない部分の地中温度より、断熱材を埋めた部分の地中温度のほうが、冬季は約5℃高くなることを模型実験で確認した」と社長の田山博幸さんは話す。
地中熱で暖めたり冷やされたりした空気は、床下だけでなくダクトを使って室内にも吹き出すようにしている。さらに、家のQ値(熱損失係数)の設定を1.0以下にするなど、次世代省エネ基準を超える断熱・気密性能とすることで、夏季はエアコンいらずで過ごせるようにしている。
床暖房を補助で活用
盛岡の冬は厳しいため、地中熱だけでは家全体を暖めるのは難しい。そこで、冬は基礎の土間コンクリートに温水パイプを埋設した床暖房を併用する。
「地中熱で18℃に暖められているので、あと5℃くらい床暖房で室温を上げれば、快適に過ごせるようになる。盛岡では、厳寒期に20坪の家を全館暖房すると月額3万円くらいかかるのが通常だが、この方法だと2万円強で済む計算だ」と田山さん。
ただ、土間コンクリートを床暖房で暖めすぎると、地中との温度差が大きくなり、地中に熱が奪われてしまう。それを防ぐには床面を20℃から23℃に保つ必要があるが、それでは暖房として物足りないという人もいる。そこで、施工実績はないが、改良型も用意している。
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