大阪市立自然史博物館は、平成22年7月24日(土)から9月20日(月・祝)まで、特別展「みんなでつくる淀川大図鑑-山と海をつなぐ生物多様性-」を開催します。
本特別展では、淀川流域の自然環境の現状をとらえるべく、博物館と市民で結成した、淀川水系調査グループ『プロジェクトY』の調査成果をもとに、淀川の今の姿が一目でわかる「大図鑑」となる展示をします。
淀川は、国の天然記念物であるイタセンパラの生息に見られるように、大都市を流れる河川でありながらも、豊かな生物多様性を擁してきました。ところが、河川管理や開発、人間活動、外来種の侵入などによって、淀川本来の自然が近年急速に失われつつある、という懸念も指摘されています。この展示を通して、都会に残された淀川という大自然と、私たちがそれをどのように守っていくべきかを提言します。
主な展示品
【地形図と空中写真でたどる淀川本流域の変遷】
明治・大正期の地形図、1942年~2000年代の本流域の空中写真を展示。
【淀川の貴重な生き物】
淀川から姿を消してしまった「ヨドシロヘリハンミョウ」、国の天然記念物「イタセンパラ」の標本資料展示。
【ワンド形成の元になった水制工の設置当時の復元ジオラマ】
今回、初公開の過去に例のない詳細な立体復元ジオラマ。
【「プロジェクトY」の調査で明らかになった淀川水系生物分布図】
調査の集大成を一挙公開。
【淀川にはびこる様々な外来種】
「オオクチバス」、「ブルーギル」、「タイリクバラタナゴ」等の生品水槽展示。
【子どもたちが楽しく学べる体験型展示】
「モクズガニすごろく」や、淀川大堰の水位調整による自然や人間生活への影響がわかるシミュレーションゲームなど。
開催概要
1 名称 特別展「みんなでつくる淀川大図鑑-山と海をつなぐ生物多様性-」
2 主催 大阪市立自然史博物館、大阪市立自然史博物館友の会・淀川水系調査グループ「プロジェクトY」、特定非営利活動法人大阪自然史センター
3 後援(予定) 国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所、環境省近畿地方環境事務所、大阪府教育委員会
4 連携協力 生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会、水草研究会、水道記念館
5 助成 日本財団
6 会期 平成22年7月24日(土)~9月20日(月・祝)
7 休館日 毎週月曜日(ただし、休日の場合は翌日)
8 会場 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
(花と緑と自然の情報センター 2階)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23(長居公園内)
電話番号:06-6697-6221 ファックス: 06-6697-6225
地下鉄御堂筋線「長居」下車3号出口・東へ800メートル
JR阪和線「長居」下車東出口・東へ1000メートル
ホームページ http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
9 観覧料 大人500円、高校・大学生300円、中学生以下は無料。
※本館(常設展)とのセット券は、大人700円、高大生400円。
※障害者手帳などをお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上方(要証明)は無料。
※本館(常設展)、長居植物園への入場は別途料金が必要です(セット券を除く)。
10 開催時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
主催団体の詳細
■大阪市立自然史博物館友の会(1955年設立、会員数約1700世帯)
自然史博物館を積極的に利用して自然と親しみ、学習しようとする人々により構成され、会員相互の親睦を深め、博物館と連携しつつ、自然史科学の発展に寄与することを目的とした組織。
■淀川水系調査グループ「プロジェクトY」(2007年結成、会員数約180名)
博物館友の会の会員有志により、淀川の生き物と自然環境を調べるために結成、「Y」は「淀川」の頭文字。会員は小学生から年配、アマチュア研究者から大学教員まで幅広い。今回の特別展の基礎データの収集や分析において中心的な役割を担う。この調査活動の一部は、文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C「市民参加による淀川水系生物環境総合調査とその博物館学的意義」、課題番号:20605021、研究代表者:中条武司)、河川環境管理財団、ニッセイ財団、及び国際花と緑の博覧会記念協会の各種助成を受けて行われた。
■ 特定非営利活動法人大阪自然史センター(平成13年設立)
自然史科学の発展と普及にとり組み、大阪市立自然史博物館の事業の進展に寄与することを通して、市民の自然に対する理解を深めることを目的として設立。当博物館友の会事業、ミュージアムサービス事業、出版事業などを実施。また、今回の特別展では子どもを対象としたワークショップも企画・実施。
展示の内容
【淀川ってどんな川?】
都会のどまんなかを流れているというイメージが強い淀川ですが、その源流は琵琶湖です。また、本流域は北摂や生駒山地の里山からも水を集めています。もちろん、流域人口は国内の他の河川に比べても桁外れに多く、上水・下水利用がとても多い川です。これらの基礎データを紹介します。
【淀川ができるまで】
淀川本流は氾濫しやすい川であり、古くから流域に住む人々を悩ませてきました。そこで明治以降、治水を目的として淀川の流路は人の手によって大きく作り替えられることになります。明治から現在までの地形図や空中写真を並べることで、その変遷をわかりやすく解説します。
【淀川の自然と生き物】
淀川本流は他の河川に比べても生物多様性が高いと言われてきました。琵琶湖固有種が多いこと、出水時に水の流れによってかく乱される「氾濫原(はんらんげん)」の面積が広いこと、明治以降に作られた水制工に由来する「ワンド」という入り江状の地形が沿岸に多数形成されたこと、などがその要因として挙げられます。また、本流の後背山地である北摂や生駒で豊かな里山が維持されていることや、河口域に干潟環境が残されていることも重要なポイントです。これらの特徴的な環境をジオラマ等で再現し、そこに生息する代表的な生物を取り上げながら視覚的に紹介します。
【みんなでしらべた淀川の自然】
淀川では近年急速に生物多様性が失われつつあります。いったい淀川で何が起きているのでしょうか。この問題を把握するためには、基礎データとして流域にどのような生き物が生息し、どのような分布をしているかが有効な手がかりになります。そこで博物館では2007年から市民のみなさんに呼びかけて、植物、昆虫、甲殻類、プラナリア、貝類、魚類、両生爬虫類、鳥類、哺乳類といった様々な生物を対象に、淀川水系の網羅的な自然環境調査を行ってきました。この調査でわかった現在の淀川の自然の姿を、多くの標本や生品により紹介します。
【淀川のいま、そしてこれから】
市民のみなさんとの調査によって、淀川水系にも多くの自然が残されていることがわかりました。一方で、危機的な状況も明らかになりました。特に外来種の侵入、河川管理に伴う自然環境の消失、流域での開発などが、生物多様性を失う大きな要因になっているようです。これらの問題点を解説するとともに、淀川という都会の大自然を私たちがどのように守っていくべきかを提言します。
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