「建物価格1415万円、土地価格6065万円、総額7480万円」──。こんな見慣れない不動産広告がある(下のウェブページ画面を参照)。一般的に中古住宅は、建物と土地の価格を区別せず、総額のみ表示するのが通例だ。
これは、大手ハウスメーカー10社で構成する「優良ストック住宅推進協議会」の取り組みだ。優良な中古住宅を「スムストック住宅」と呼び、流通拡大を目指す。完成後20年もたてば“タダ同然”となる住宅の価値を正しく評価し、適正な価格で取り引きしている。
スムストック住宅は、以下の3つの条件を満たす必要がある。(1)住宅履歴データが整備されている。(2)50年以上にわたって長期点検・補修制度を守り続けられる。(3)一定の耐震性能を有している。
住宅の査定は、同協議会が認定するスムストック住宅販売士が行う。査定方式は独特だ。まず土地と建物を分け、さらに建物は構造躯体の「スケルトン」と、内装や設備の「インフィル」に分けて考える。そして、間取り可変性、収納量、採光、リフォームの実績などを考慮して価格を加減する。
こうした査定を経て、売り出す建物価格が決まる。下の表のように、一般的な査定では0円になる築29年の住宅が462万円になったり、築18年の住宅に一般査定の4倍の価格がついたりする。
スムストック住宅は、これまで2年間で3885件の査定を行った。うち成約数は317件。
スムストック住宅は一般住宅と比べると、建物価格で坪単価10万円程度高く成約する。しかも、これまでの成約事例を調べると、査定価格と成約価格はほぼ同じだった。「売り主にも買い主にも納得できる査定額になっている」と、優良ストック住宅推進協議会代表幹事の武田敏郎さんは言う。
建物の価値が正しく評価されれば、中古住宅市場の活性化につながる。買い主は品質を担保された住宅を安心して選ぶことができるし、価値を高めるためにメンテナンスやリフォームに積極的に取り組む住まい手も増えるだろう。
現在、優良ストック住宅推進協議会はハウスメーカーで構成している。とはいえ、工務店や設計事務所を閉め出しているわけではない。市場活性化にはハウスメーカーだけでは手薄。同協議会は「主旨に賛同した会社の加入を望む」とエールを送っている。
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