建築金物メーカーのカネシン(東京都葛飾区)は、金物工法用の「プレセッター」シリーズに、ムク材向けの梁受け金物「タイプM」を追加した。
金物工法は、プレカット工場で接合金物を取り付け、クレーンで組み立てる施工方法だ。施工品質が安定し、工期が短くなることから、採用件数が伸びている。
しかし、集成材で使うことを前提とする金物工法が多いため、ムク材を好む住宅会社に広がらない点がネックになっている。国産材の利用を促進したい国や自治体、製材メーカーも、ムク材で使える金物工法の開発を要望していた。
タイプMは、集成材用の従来品と形状や施工方法はほとんど変わらない。2枚のプレートとドリフトピンを取り付けた梁を、柱や横架材側の本体金物に落とし込む。
異なるのは、2枚のプレートを底部でつなぎ、羽のような小さな梁受けを追加した点だ。この改良が、ムク材で強度を確保する大事な役割を果たしている。
開発の課題は割裂防止
下の写真は、集成材用の従来品でムク材の柱梁を接合し、梁に荷重をかけた試験の様子だ。約16 kN前後で梁に留めたドリフトピンの位置から亀裂が入り、梁が繊維方向に割けた。
一方、下のタイプMで接合した試験体は、梁受けが木にめり込むことによって梁の割裂を防ぎ、柱が割れるまで粘り強く耐えた。
従来品は集成材での使用が前提で、ムク材だと繊維方向に割れやすくなるという難題を、小さな梁受けで解決した。
割れの影響も試験
ムク材は、強度や含水率などにばらつきがある。そのため、金物の強度試験にはあえて無等級材を用い、基準耐力を算出した。さらに表面割れの生じた材でも試験して、割れの有無が強度に関係しないことを確かめた。
実際の利用では、含水率の高い材や反りのある材を使うと、施工中の収縮変形で金物同士が接合できなくなる可能性がある。それを防ぐため同社は、含水率を表示したJAS機械等級区分の乾燥材を使うことを奨励する。
羽子板ボルトなどの在来構法用金物より製品価格は2~3割増になるが、施工は1日で終わるという。
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