太平洋セメントグループのクリオン(東京都江東区)は、廃コンクリートの粉末に二酸化炭素(CO2)を取り込んで再製品化する技術を開発した。「廃コンクリートの処理とCO2の抑制という2つの問題を同時に解決できる」。同社開発研究所の寺村敏史所長はこう説明する。
まず、水酸化カルシウムでできた廃コンクリートの粉末に水を加えて湿らせる。次に、型に入れて加圧し、タイル状に成型する。最後に、CO2を充満させた空間に成型材を置くと、成型材のカルシウム分がCO2と結合し、炭酸カルシウムでできた多孔質の新素材が完成する。
カルシウム分とCO2との結合は、しっくいが硬化する化学反応と同じ。同社は温度や湿度、CO2の濃度、圧力などを調整し、短時間で反応を促してCO2を固定する技術を確立した。10cm×10cm×5cmの成型材で150リットルのCO2を吸収できる。
新素材はほぼ中性。通常の使い方をする限り、いったん結合したCO2が再放出する心配はない。
内装材や照明のかさに
新素材でつくったタイルは曲げ強さが21N/cm、表面の硬さを表すブリネル硬さが0.6N/mm2程度。壁や天井の内装材などとして使える。調湿や消臭機能のほか、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)などの吸着機能も持つ。 新素材には、1~100nm(1nmは10億分の1m)レベルの空げきが多数ある。「製造過程で薬剤を加えるなどして、吸着したい成分に応じた最適な大きさの空げきをつくることも可能だ」(寺村所長)
廃コンクリートから骨材を取り出して、再生骨材として再利用する技術は実用化されている。その一方、骨材を取り出す際に生じるコンクリート微粉末の処理などが問題となっていた。
同社ではタイルのほか、コップを載せるコースターや照明スタンドのかさなどにも新素材が使えないかどうか検討している。
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