建設業の就業者数が減少する中、監理技術者などの法定資格保有者の数は減っていないことが国土交通省の調査で分かった。就業者数は09年度時点でピーク時(97年度)より約168万人も減ったが、監理技術者資格者証保有者の数は96年度から09年度までの間に約26万人も増えている。国交省は厳しい受注環境下で、監理技術者などの資格保有が受注機会の確保につながっていることが背景にあるとみている。一方で、技術者の高齢化と若手技術者の減少傾向には歯止めがかからず、技術力の維持に向けて早急な対応が必要な現状も浮き彫りになっている。
調査によると、建設業就業者数は公共投資の減少と歩調を合わせ、97年度の685万人をピークに減り始め、09年度時点で517万人(ピーク比24・5%減)まで減少した。一方で、一定規模以上の工事に専任配置する必要がある監理技術者の資格者証保有者数は96年度の40・6万人から09年度は66・8万人へと大幅に増えている。国交省は94年、公共工事で監理技術者資格者証が必要な工事を、それまでの指定建設業(7業種)から全業種(28業種)に拡大。さらに06年には民間工事にも拡大した結果、資格者証の保有者数が増えたとみられる。監理技術者になる上で必要な資格の一つである1級施工管理技士の数も大幅に増えている。
半面、深刻なのは若手技術者の減少に歯止めがかからないことだ。09年度の建設就業者数の年齢構成をみると、55歳以上が32・5%と10年前の99年度(24・5%)から大幅に上昇。これに対して29歳以下は99年度の21・0%から09年度は12・8%へと激減した。監理技術者資格者証の保有者の年齢構成にも同様の傾向がみられ、10年10月末時点で40歳以上が78・9%(96年度73・8%)、39歳以下が21・1%(同26・2%)と高齢化が進んでいる。
特に、60歳以上が全体に占める比率が96年度は10・3%だったのに対し10年10月は21・5%と倍増。逆に29歳以下の比率は96年度の1・6%から10年10月には0・8%と半減し、若年層の減少が顕著になっている。若手の人材確保やベテラン技術者から若手への技能継承などに焦点を当てた技術力の維持・向上策の検討が急がれる。
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