木造住宅は腐朽菌やシロアリなどによって木部が劣化する危険にさらされている。劣化すれば建物の強度に影響を与えるが、部材の強度がどのくらい低下するか、現場で劣化の程度をどのように見極めるかを示す情報は少ない。そこで、築35年、築80年以上、築120年以上の住宅3棟から木材を採取し、実際に強度を調べてみた。4回シリーズの3回目となる今回は、現場でできる木材の劣化診断方法を解説する。
京都大学大学院農学研究科准教授の藤井義久さんに、試験体を切り出した築35年のO邸で、木材の劣化診断を実践してもらった。藤井さんは、木材の劣化診断方法の研究と普及指導に当たっている。
藤井さんによると、現場で行ってほしい診断方法は4つある。
第1は、材の表面の変色や亀裂、穴、付着物などを見つける「視診」だ。蟻害を示す手掛かりの1つは蟻道だが、木材腐朽の手掛かりは白い綿状や膜状の付着物だという。「白い付着物は腐朽菌の菌糸の疑いがある。材の含水率が30%以上の場合は腐朽が進行している可能性も高い」と藤井さんは話す。
ドライバーが3cm挿入するかどうかで区別する
第2は、木材の表面をハンマーなどで軽くたたいた音で判断する「打診」。音が低くて鈍いと内部に空洞が出来ている恐れがある。検査したい周辺を一定の角度と強さで連続的に打診して、音の変化を感じ取ることがコツだという。
第3は、湿り気の有無や指で押したときの硬さと弾性を調べる「触診」。第4は、マイナスドライバーなどが潜り込む深さや手応えを判断する「突き刺し診」だ。ドライバーを突き刺し、「先端が少し入る」「3cm程度入る」「3cm以上入る」に分類する。
O邸の浴室の土台表面には劣化の症状は見られなかったが、指で押したりドライバーを突き刺したりしたところ、材の表皮が破け、ぼろぼろの内部が現れた。
藤井さんは、壁の染みやクラック、壁紙のズレ、タイルの目地なども詳しく見て回った。「劣化は材のどこでも生じる。表面に変化が現れている部分や接合部を優先的に視診していくとよい」と助言する。
木材をたたいた時の伝播音やピンを突き刺した深さなどを表示し、強度などを推定する装置もある。ピンが貫入する深さやその際の圧力などを測る「ピロディン」が一例だ。日経ホームビルダーの2月号に該当するいくつかを紹介する。
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