監理者が、配合や施工法にこだわり、方針を明確に示す。これが、真に耐久性の高いコンクリートには欠かせない。日経アーキテクチュアで、ひび割れのないコンクリート打設の実践的手法を3月25日号まで連載してきた総合コンクリートサービスの岩瀬文夫氏と岩瀬泰己氏は、最終回をこう締めくくる。以下はその抜粋である。(日経アーキテクチュア編集部)
ある現場でのことだ。打設の直前に声がかかり、立ち会いをすることになった。この現場の生コンの配合上のスランプは15cmだった。しかし、練り混ぜ時に水が多かったのだろう。実際には18cmと変わらないほど軟らかかった。作業も雑だった。これが一般的なやり方なのかもしれない。その証拠に現場の責任者や監理者は何とも思っていないように見えた。しかし、そうした状況でつくられたコンクリートには、当然のように後日ひび割れが生じる。
生コンのスランプや作業方法にも関連することだが、型枠の準備もなっていなかった。階段の踏み面は目視で確認しながら生コンを充填できるように、本来は開放しておくべきである。しかし、ふたで完全に塞がれていた。目標スランプ15cmに対して硬めの生コンが納入された場合、このような型枠環境ではジャンカや空洞が生じるのは明らかだ。軟らかめの生コンが求められるのも分かる。
しかし、軟らかい生コンは締め固めることができない。練り水が多い傾向がある。つまり、ひび割れやすいのである。「コンクリートにひび割れはつきもの」と言われる。しかし、ひび割れやすい条件をつくっておきながらそのように言うのは、あまりに無責任ではないか。スランプ12cm以下、粗骨材の多い硬い生コンをしっかり締め固めてこそコンクリートはひび割れのない耐久性の高いものになる。
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