建築設計者に戸建住宅の改修設計を依頼するケースが増えている。単なる模様替えではなく、住まいを社会ストックとするために何ができるか。戸建住宅改修の実績の多い納谷学氏・納谷新氏にそのポイントを解説してもらう連載が、日経アーキテクチュア5月10日号から始まった。その一部を紹介する。(日経アーキテクチュア編集部)
住宅改修に取り組むようになって十数年がたつ。これまで戸建住宅の改修を16件、マンション住戸の改修を7件手掛けた。この連載では、戸建住宅の改修に取り組む際に知っておきたいポイントを、納谷建築設計事務所の経験に基づいて解説していく。
さて、編集部から我々に与えられた最初のお題は、「戸建住宅の新築設計と改修設計とでは、何が大きく違うか?」である。
1つ目の大きな違いとして、計画全体のスケジュールの違いが挙げられる。通常、我々が30坪程度の木造の新築住宅の依頼を受けたとき、プレゼンテーションに1~2カ月、契約してからの設計期間として5~6カ月、見積もり調整期間で2カ月、さらに工事期間として6カ月ほど必要だとクライアントに説明している。
納谷事務所では一般的な木造住宅(4号建築物)の新築設計であっても、建築基準法上の壁量計算だけでなく、外部の構造事務所と連携して構造計算を行っている。当たり前だが、新築の場合、土地の地盤調査から建物の竣工まで建物に関わるすべてを調査、設計、監理することになる。
一方、改修では、既存建物の実測と図面を起こすのに時間がかかるため、プレゼンテーションまでの期間は新築と変わらない。しかし、設計期間は3カ月程度で済む。
もともとの骨組みはあるわけだから、それを多少変えることがあっても基本となる大きな骨組みは変わらない。見積もり調整期間も、新築より工事項目と数量が少なくなるので、1.5カ月程度。工期も解体の手間はかかるが、規模が小さいし、大きな骨組みは出来ているわけだから、基礎の補強や断熱を建物全体に施したとしても工期は3カ月程度で済む。
つまり、改修の場合、新築より計画全体のスケジュールを5.5~6.5カ月短縮できる。新築と比べて先のスケジュールが立てやすいともいえるし、短い時間に多くの判断を要するハードワークともいえる。
日経アーキテクチュア5月10日号の「戸建住宅改修のツボ第1回:住宅と改修、何が違う?」では、このほか、工事金額や設計の自由度の違いについて解説している。
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