顧客の初期投資を抑える手法で、大手建材メーカーが改修需要を掘り起こし始めた。リースやローンを使い、資金不足から改修できない顧客に応える。こうした需要喚起策で改修市場は急拡大しそうだ。
分譲マンション共用部の改修を安い初期費用で実現する。そんなLIXILの事業が好調だ。サッシや玄関ドアなどの建材をリースで提供、資金不足から改修に踏み切れなかった管理組合に受けている。
同社によると、2011年度上期(4月から9月)には分譲マンションの窓まわり改修物件の5%に達し、その後も比率は高まる見込みだ。サッシなどの建材需要が増えて、今後数年のうちに「サッシ工場が足りなくなるかもしれない」と同社の執行役員で営業本部THリフォーム推進統括部統括部長の田口和敏氏は言う。
この事業は、LIXILができる前の10年7月、トステムが分譲マンションの管理組合向けに始めたもの。共用部に付けられたサッシや玄関ドアの交換を望む住人がいるにもかかわらず「修繕積立金が足りないために実施できない」。そうした声に応えようとした。
三菱UFJリースにサッシやドアを販売、これを同社がマンション管理組合に所有権移転型リース(割賦)で提供する。管理組合は、工事費については元請けとなるLIXILに一括で支払わなければならないが、建材にかかる初期費用は将来の修繕積立金を“前借り”することでゼロにできる。建材や施工は既存と変わらず、リース期間終了後にはサッシは管理組合に無償譲渡される。
大手3社が出そろう
分譲マンションの改修を安い初期費用でできる事業は、ほかの建材メーカーにも広がっている。10年9月にはYKKAP、11年5月に三協立山アルミがそれぞれ開始、サッシ大手3社がそろった。
三協立山アルミは、サッシや玄関ドアなどの建材提供にリースを適用する点でLIXILと同様である。オリックスと組んでいる。
YKKAPは、東芝ファイナンスによるローンを組み合わせる。顧客は、建材の費用だけではなく工事費まで含めて融資を受けられ、初期コストをほぼゼロにできる。一般に、マンション改修向けローンとして、住宅金融支援機構が提供している「マンション共用部分リフォーム融資」があるものの、サッシや玄関ドアやその改修工事は、融資対象にはなっていない。
ここへ来てLIXIL、YKKAP、三協立山アルミの大手サッシ3社が、初期費用を抑えた改修を相次いで始めているのは、膨大なストック向け改修需要を掘り起こすためだ。マンション改修の市場は年間7500億円規模。この市場を戦略的に取るためのツールとして提案している。
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