戸建て住宅の雨漏りで、サッシと外壁の取り合いは、雨水が侵入する確率が極めて高い要注意ポイントだ。雨漏り対策で基本中の基本だが、いまもなおこの部位からの雨漏りトラブルはよくある。
木造戸建て住宅の外壁工事を専門に手掛けるチバ建装(高松市)の千葉龍生社長は、次のように話す。「防水施工や雨仕舞いで重要な箇所はすべて、最終的に隠れてしまう」。同社の場合は、こうした箇所で要注意ポイントを「見える化」「見せる化」することで、ミスや見落としを防ぐようにしている。
例えば、サッシと外壁下地の取り合い。サッシ周囲の透湿防水シート施工で、独自のひと工夫を加えている。下の写真のように、フィンの上にかぶるシートの端部が、サッシ枠の立ち上がりから1cm程度離れた位置になるように張る。テープの表面側はく離紙をはがす前に、適切な位置を見当を付けてシートをカット。シートを張ったら、サッシ周囲の四方に透明防水テープを上張りする。
「雨仕舞いや防水の効果として、この1cm自体に意味はない。しかし外装材を施工するまで、最も重要なテープの施工状態をひと目で確認できる」(千葉さん)。品質をチェックするための1cmなのだ。
他の工程にも同種の取り組み
同社のこの種の取り組みは、他の工程にもある。例えば、同社はバルコニーなどのFRP防水施工も手掛けており、ここでも「FRP層を施工した後、表面仕上げの塗装面(トップコート)は住宅の完成直前まで施工しない」とする独自の手順を導入(下の写真)。これも品質確保上の工夫。FRP層やさらに下層で下地材の目地に張った防水テープなどの施工状態をぎりぎりまで目視確認するためだ。塗装では面の施工はもちろん、溶剤拭きでほこりや工事の粉じんを入念に除去したうえで行う。
近年の木造戸建て住宅は工期が短く、雨仕舞い・防水の重要箇所はすぐに見えなくなる。だからこそ、こうした「見える化」の工夫は、リスクの軽減につながると言える。
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