不動産仲介の三鬼商事は、東京都心のオフィスビルの空室率が、12月末は前月末から0.11ポイント上昇し、8.09%になったと発表した。8%を超えるのは5年10カ月ぶり。企業が経費削減でオフィスを縮小する動きが続いていて、テナント誘致競争が激しくなっているという。
千代田、中央、港、新宿、渋谷の5区の集計。空室率は渋谷区の9.84%が最も高く、港、新宿区も9%を超えた。3.3平方メートルあたりの平均賃料は1万8978円で前年同月比14.46%下がった。
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大阪都心のオフィスビルの空室面積が過去最大となった。景気低迷でオフィス需要が減少する一方、昨年1年間は新築ビルの供給ラッシュとなり募集面積が急増したためだ。
三鬼商事が7日発表した2009年12月末の大阪中心部のオフィスビルの空室面積は71万8600平方メートル。これまで過去最大だった同10月末(70万2200平方メートル)を更新した。
09年に完成した新築ビルによるオフィスの供給量は、バブル崩壊後で過去最大となる44万平方メートル。08年(23万平方メートル)の倍近かった。
12月末の平均空室率は10.34%。10%を超えたのは3カ月連続。平均賃料は坪(3.3平方メートル)当たり1万2431円で、03年末の水準を千円近く下回った。
不動産仲介のビルディング企画によると、新築ビルでは10カ月から1年程度、賃料を無料にするケースが出てきているという。
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三鬼商事は、昨年12月末の名古屋市中心部のオフィスビルの平均空室率が前月末より0.24ポイント上昇し、12.58%になったと発表した。景気低迷でオフィス需要が低迷。空室率は4カ月連続で上昇し、単月では過去最高。東京の8.09%、大阪の10.34%よりも高い。
昨年は1年間で19棟が新築され、空室率を押し上げた。新ビルは空室率が平均46.45%で、8割程度より多く埋まったビルは4棟だった。
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三鬼商事福岡支店の調べでは、JR博多駅や福岡・天神周辺にあるオフィスビルの昨年末の空室率は前年末より4.39ポイント多い15.38%だった。統計が残る1990年以降では2003年末の11.59%を上回り、年末時点で最悪になった。福岡市は11年春の九州新幹線・鹿児島ルートの全線開通を控えるが、不況が企業の福岡進出にブレーキをかけている。
特に空室が目立ったのは新築ビルだ。昨年完成した13棟の空室率は43.17%、08年に完成した15棟の空室率は44.47%だった。
いずれも福岡進出の企業を当て込んで数年前に計画されたビルで、これらの完成で福岡市中心部の貸しビル全体の延べ床面積は約1割増えた。しかし、08年以降の不況で進出をやめる企業が相次いだ。
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