蓄電池は環境への負荷を減らしながら、快適に暮らすカギとなる。太陽電池、燃料電池とともに電池への注目度は高い。いずれも日本が世界の先頭におり、パナソニックやシャープなど、主要企業は関西に集まる。2009年10月には大型蓄電池の新興企業、エリーパワー(東京)が滋賀県大津市に技術開発センターを開くなど、人と技術の集積が進む。
電池のうち、太陽電池と燃料電池は電気を作るが、蓄電池は電気を蓄え、役割は大きく異なる。蓄電池は長らく鉛電池が主役だったが、1990年に松下電池工業(現パナソニック)と三洋電機が世界で初めてニッケル水素電池を実用化した。小型で安全性も高く、携帯電話やハイブリッド車向けなどに普及した。
一方、パソコンなどデジタル機器の一層の小型化が求められる中、より出力の大きな蓄電池として、91年にソニーが実用化したリチウムイオン電池が主力になってきた。自動車向けにはジーエス・ユアサコーポレーションなどが力を入れている。
リチウムイオン電池は、生産量で世界首位の三洋を筆頭に、日本企業が世界全体の6割強を作り、うち約8割は関西で生産される。調査会社の富士経済は、リチウムイオン電池の市場が14年に3兆1040億円と、09年の3・7倍に拡大すると予測する。
関西には京都大学など蓄電池研究で知られる大学も多い。エリーパワーも、「電池の技術者が関西に集中している」(吉田博一社長)ことが、進出の決め手となった。
太陽電池は中国、台湾勢の台頭が著しいが、08年の生産量はシャープが世界4位、京セラが6位だった。11位の三洋を含む3社とも関西に本社を置く企業だ。太陽光発電の余剰電力を電力会社が買い取る価格が、09年11月に2倍に引き上げられ、普及が加速している。
燃料電池は、都市ガスなどから取り出した水素と酸素を化学反応させ、電気と熱を生み出す。新日本石油と三洋の合弁会社や、パナソニック、東芝などが作っている。「エネファーム」の統一名称が付けられ、09年5月以降、順次発売された。都市ガス大手が販売に力を入れている。
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