シックハウス対策で設けたドアと床のすき間(アンダーカット)に、幼児が足を挟まれて爪がはがれるなどのけがが多発している。1~6歳の子供がいる人を対象に東京都が実施した調査で明らかになった。
アンダーカットを設けたドアが自宅にある1004人のうち、27%(271人)がドアでヒヤリとしたか子供がけがをした経験があった。16%(164人)は実際に子供がけがをした。けがの内容は「足に擦り傷、切り傷」が最も多く(うち85%)、「足の爪がはがれた」が続いた(同12%)。
ヒヤリとしたか子供がけがをした時、子供がドアを開閉していたケースは60%だった。子供以外がドアを開閉していたケースは35%だった。場所は居室・廊下が67%で最も多く、トイレが27%で続いた。年齢別にみると2歳児が37%と最多、1~3歳で80%以上を占めた。
具体的な体験談も集まった。「子供の手が取っ手に届くようになり、ドアの開閉が楽しいようだ。そのうち子供が自分で足を挟んでしまい爪がはがれた」「トイレの前で立って待っている子供に気付かず、普段通りにドアを開けてしまい、子供の足を挟んでしまった」
気をつけている点としての意見もあった。「ストッパーでドアを開けたままにしておく」「スポンジ製のものをすき間に挟んでいる」などの対策が寄せられた。
「ヒヤリ・ハット」収集で被害を未然に防止
調査は、幼児の身の回りの危険事例を収集したものだ。実際には事故などに至らなかったものの、ヒヤリもしくはハッとした「ヒヤリ・ハット」を含めた。東京都によると、ヒヤリ・ハット体験は消費生活センターなどへ情報提供されることがないという。事故につながる事例を掘り起こし、注意を喚起したり改善を要望したりすることで、被害を未然に防ぐ目的で実施した。
2009年8月にインターネット上で1回目の調査を実施したところ、シックハウス対策ドアなど、かつてなかった危険事例が目立った。このため、近年普及してきた製品に絞って、12月に2回目の調査を実施した。
結果を受けて、事故防止ポイントをまとめたガイドを作成し、都民に安全を呼び掛ける。日本建材・住宅設備産業協会やリビングアメニティ協会などの業界団体に情報提供したほか、都の今後の調査にも活用する。
シックハウス症候群は、建材に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が原因となり、居住者に頭痛やめまいを引き起こす。新築住宅の気密性が向上した1990年代に顕在化した。2003年7月に施行した改正建築基準法に対策が盛り込まれた。ホルムアルデヒドの放散が少ない建材の使用と、24時間換気装置の設置が義務付けられた。ドアをアンダーカットしたり、ドア下部に格子状の通気口(ガラリ)を設けたりすれば、24時間換気装置は最少1台に減らせる。今回の都の調査では、「自宅にアンダーカットを設けたドアがある」と回答した人は、2000人中1004人(50%)だった。
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