全国各地で工事成績評定点向上のためのセミナーが頻繁に開催されている。好成績が次の入札に有利に働くとして、いまや、建設各社は評定点を上げるための努力をいとわない。セミナーは、そんな思惑を反映しているかのような盛況ぶりだ。
「受講者は80点を目標に掲げるのだが、そもそもどういった評価を受ければ80点になるのか、頭に描けていない」。同種のセミナーの講師を務める建設情報化協議会の前田憲一技術顧問はこう話す。
下の表は、前田技術顧問が示す80点の仕事内容のイメージだ。施工体制や施工状況、出来形などの項目がすべてb評価で、創意工夫や工事特性などの加点項目で中間点を取ることができれば82点になる。あくまでも目安ではあるが、満遍なく真ん中の評価を受ければ、80点は取れる。
「評価対象項目は契約書や特記仕様書、共通仕様書などに記載されている契約事項がほとんど。すべてb評価を受けるのは、実はそれほど高くないハードルだ」(前田技術顧問)。すべてb評価であれば、加点評価がなくても78点は手堅く取れることが分かる。
成績評定点は、うまく活用すれば、自分に足りなかった技量や気付かなかった視点などを教えてくれるツールにもなる。
工事成績評定点の分析や対策について講習会を展開するワイズ(長野県飯山市)の荻原隆仁営業部長は、「考査項目のどこで点を取れなかったのかを分析すれば、自分の弱点を把握できる」と話す。
それは、発注者から受け取る工事成績評定通知書からa~eの評価を“逆算”するという手法だ。
発注機関によって点数の付け方に違いがあるものの、「成績評定要領を実施しているほとんどの自治体が、項目別運用表を公開している」(ワイズの荻原営業部長)ので、やる気さえあれば逆算は十分に可能だ。
自分の弱点を見極めて工事で改善すれば、次に必要になるのが「工事成績のプロセス管理」だ。利益や受注高などと同様に、期末ごとに現状の成績評定点を自己評価し、以後の仕事に役立てる。工事成績の途中経過をしっかりと管理することで、目標点に向けて、より明確な改善策を検討できる。
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