Archive for » 11月, 2010 «

国土交通省は26日、10年度の下請取引等実態調査の結果を発表した。工事を下請に発注したことのある建設業者(1万7285業者)のうち、建設業法上の指導を行う必要がなかった業者(適正回答企業)は1・7%の287業者にとどまり、大半の業者に何らかの違反が認められた。国交省は業法違反の疑義が認められる建設業者に対して29日に指導票を送付。法令違反が著しい業者には立ち入り調査などを行い、是正指導を徹底する。
 調査は、下請取引の適正化を図る目的で毎年度実施。今回は全国から無作為抽出した2万7579許可業者(大臣特定1683、大臣一般1242、知事特定7984、知事一般1万6670)を対象に書面調査を7~8月に行い、2万2753業者(回答率82・5%)から回答を得た。
 主な調査項目は、▽下請契約金額の決定方法▽見積もりを依頼する際に提示している内容▽書面による契約締結▽契約書で定めるべき条項をすべて規定いるかどうか▽契約締結時期▽追加・変更契約時の契約締結の実施の有無▽注文者の支払を受けてから下請代金支払までの期間▽手形期間-など。このうち「見積もりを依頼する際に提示している内容」については適正と回答した業者が全体の10・5%(昨年は64・6%)と特に低かったが、国交省は昨年と比べ質問内容を変更したことが影響しているとみている。
 調査結果によると、指導の必要がなかった業者の割合は大臣特定許可業者が最も高かったが、それでも8・9%にとどまり、大臣一般が2・8%、知事特定が1・6%、知事一般が0・4%と低調だった。下請工事を請け負った経験のある1万6918業者のうち、元請から「不当なしわ寄せを受けたことがある」または「しわ寄せを受けた工事を知っている」と回答したのは1723業者(10・2%)。資本金規模の小さい企業ほどその割合が高かった。しわ寄せの内容では「追加・変更契約の締結拒否」(17・7%)が最も多く、続いて「下請代金の支払い保留」が15・9%、「やり直し工事を強いられた」が13・5%の順だった。

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Category: 建設業 関連  Comments off

そもそも貨幣にはどんな役割があるのか。今回の本題に入る前に、まず「会計公準」について触れておきたい。

会計公準とは、会計に関するさまざまな原則が成立するための、いわば前提のようなもの。その会計公準には「企業実体の公準」「継続企業の公準」「貨幣的評価の公準」という3つの公準がある。

企業実体の公準は、企業が所有者や株主から独立した存在であることを意味する。たとえば「自営業で賃借した建物の1階が店舗で、2階が住まい」といった場合、家賃の半分を経費に算入する。つまり企業と個人をわけて考える。また、継続企業の公準は「企業は永続させることを前提としており、倒産を予定していない」ということを意味している。

そして3つ目にあるのが、企業の経済的価値はすべて貨幣に換算するという、貨幣的評価の公準である。たとえば、貸借対照表に「米一俵」と記載しても、その価値をどう評価するかは人によって異なる。そこで一般性のある尺度として「貨幣価値」に換算するわけだ。

さて、肝心な貨幣の役割について考えてみよう。普段、お金は働いて得られるもので、必要不可欠なものである。

しかし、貨幣本来の役割とは「交換の媒介」なのだ。クルマを製造しても、人はクルマだけでは生きてはいけない。衣食住を支える物資や、書物、教育、医療にかけるお金も必要である。そこでクルマを製造する人は製品を提供することで貨幣を受け取り、その貨幣を生活に必要なモノやサービスと交換する。

これは現代社会において当たり前に行われていることだが、財布に入っている貨幣が金銭として信認されているから成立する取引なのだ。すなわち、貨幣は社会的に信認されているからこそ、モノやサービスと交換することができ、それではじめて価値が生まれるわけである。政府紙幣を発行することで貨幣の供給量が増え、万が一、信頼が薄らいでしまった場合には、貨幣自体の価値が危うくなる。

また、さきほどの貨幣的評価の公準とも関連する「価値の尺度」の役割がある。たとえば、大量生産された製品と、匠が伝統の技を駆使して時間をかけながら生み出した作品では、どのくらい価値の違いがあるのか、そのままではわからない。そこで両者に価格をつけると、誰の目から見ても公平な尺度での比較ができる。

そして、残るのが「価値の保存」である。設備投資にあてる余裕ができても、投資に適切な時期でなければ、手控えるのが普通だ。そこで貨幣の形で持っていれば、投資に適した時期まで価値を減じることなく留保できる。

政府紙幣の提唱の理由として、景気浮揚を期待する声がある。人々が財布の紐を緩めない理由は「買いたいモノがない」「買うお金がない」「買う気がない」かのいずれかだが、一部に爆発的な売れ行きを示すモノがある現状を考えると、ほとんどの人に「(いまは)買う気がない」のだと思う。つまり、価値を保存する役割が特に利用されていると考えられる。

でも、なぜ買う気がおきないのだろう。それは雇用や老後を含めて、将来に対する不安が高まるばかりだからだ。だとすれば、政府紙幣の発行で貨幣供給量を増やすより、政府には、ほかにやるべきことがあるような気がする。

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 「大阪の皮革産業展」実行委員会(大阪市、大阪府、関係団体等で構成)は、伝統的な地場産業である皮革産業と業界の取り組みを紹介するため、平成23年1月9日(日)・10日(月・祝)に『Waku Waku レザー百科展(大阪の皮革産業展)』を開催します。
 今回は「革職人の技」をメインテーマに、普段見ることができない革職人の製作実演をはじめ、健康・快適・機能性を追求した靴「足・守」の新作品の展示・試着および、靴の製作を学ぶ学生たちや若手職人の作品展示が楽しめます。
 革を使ったトートバッグをはじめ、ご自分で作る楽しさを味わっていただけるクラフト体験のコーナーなどもご用意しております。
 みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

1 開催日時

平成23年1月9日(日)・10日(月・祝) 午前10時から午後7時まで(ただし、最終日10日(月・祝)は午後6時に閉場します)
2 会場
大阪皮革産業会館(アルフィック大阪)2階 (所在地:大阪市浪速区戎本町1丁目8番20号)
3 主催
「大阪の皮革産業展」実行委員会 (大阪市、大阪府、業界団体等で構成)
4 入場料
無料
開催内容
(1) 革職人の実演コーナー
・ 手製靴の職人が、普段は見ることのできない靴の製作実演を行います
・ 太鼓組合の職人が、迫力の大太鼓の本張り作業の実演を行います(10日午後のみ)。
(2) 開発商品 展示・体験コーナー
大阪の皮革業界の技術力により開発した、「足に優しく履き心地の良い靴」を基本コンセプトにした「足・守(ashi-mori)」商品を展示し、実際に靴を試着していただくことができます。
(3) 展示コーナー
・ 専門学校紹介・若手デザイナー靴作品
大阪の専門学校の生徒や、若手デザイナーの靴作品を展示します。
・ 伝統技術の記録映像放映
手縫いによる靴の製作場面などをモニター映像で紹介します。
 ・ 靴の歴史・靴製作工程・太鼓製作パネル
靴とファッションの近代史、靴の製作工程、太鼓の製作工程をパネルで紹介。
 ・ 小学生の靴絵画作品展示
(4) イベントコーナー

 ・ レザークラフト体験
革を使用したクラフト体験講座です。手軽に革に親しんでいただけます(参加料 500~1,500円)。ミニバッグ、巾着、編込みネックストラップ、ブローチ・バレッタ、太鼓ストラップ、綱貫靴(和靴)など

 ・ 足の計測コーナー
カメラと足底圧計センサーで、足のサイズ・圧力を計測し、自分の足の傾向を知ることができます。

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