大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」では、開館10年を記念して平成23年10月5日(水)から11月20日(日)までの期間、「大つくりもの 浦島太郎と龍宮城」を開催します。
江戸時代、大坂では神社の遷宮などのお祝い事があると、町家の店先や屋根の上に巨大な「つくりもの」を出して町じゅうをにぎやかに飾りました。今回は大阪くらしの今昔館開館10年を記念して、展示室の江戸時代の町並みが龍宮城に変身します。浦島太郎や乙姫、龍王や龍宮門は、中に灯りをともして灯篭型に仕立てます。そのほか豪華な宝船、かわいい鯛やひらめが出現します。普段の町並みと違う、幻想的な世界をお楽しみください。
※浦島太郎と大阪のつながり
「日本書記」、「丹後国風土記」、「お伽草紙」はいずれも浦島の故郷を丹後国(現京都府北部)としていますが、「万葉集」では住吉となっています。古代には浦島の伝説があちこちに伝えられていたらしく、大阪弁の浦島がいたのかもしれません。
展示の概要
1.名称
大つくりもの 浦島太郎と龍宮城
2.開催期間
平成23年10月5日(水)~11月20日(日)
(開催期間中の休館日:10月11、18、25、11月1、4、8、15日)
3.開館時間
午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
4.会場
大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」 常設展示室「なにわ町家の歳時記」
(〒530-0041 大阪市北区天神橋筋6-4-20)
5.入館料
通常の常設展の入館料で入館いただけます
一般 600円/団体(20人以上)540円
高・大生 300円/団体(20名以上)270円 ※学生証等要提示
中学生以下、障害者手帳持参者、市内在住の65歳以上の方は無料(証明書要提示)
6.主催
大阪市立住まいのミュージアム
7.展示内容
● 乙姫(灯篭型のつくりもの)
「お伽草紙」(おとぎぞうし)によると乙姫の正体は亀で、二人は龍宮城で3年間、仲睦まじく夫婦として暮らすものの、もともと違う世界の住人なので泣く泣く別れる悲しい物語だったのです。
● 浦島太郎(灯篭型のつくりもの)
浦島太郎の話は、奈良時代の「日本書紀」、「丹後国風土記」、「万葉集」や室町時代の「お伽草紙」などにも記録されている超ロングセラーの物語です。
● 龍王(灯篭型のつくりもの)
「万葉集」によると、乙姫は海神(わたつみのかみ)の娘とあります。龍蛇の姿をした大迫力の龍王をご覧ください。
● 龍宮門(灯篭型のつくりもの)
龍宮城は中国風の楼閣が立ち並んでいるようなイメージでとらえられてきました。その正門である龍宮門が大坂町三丁目の大通りにそびえたちます。
帯を材料にして宝船に見立てた「つくりもの」を再現します。
● 回り灯篭
鯛やひらめが幻想的に舞い踊ります。
住所:〒530-0041 大阪市北区天神橋筋6-4-20
電話:06-6242-1170
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:火曜日・祝日の翌日・第3月曜日・年末年始
常設展入館料:一般 600円/団体(20人以上)540円
高・大生 300円/団体(20名以上)270円 ※学生証等要提示
中学生以下、障害者手帳持参者、市内在住の65歳以上の方は無料(証明書要提示)
ア ク セ ス
地下鉄谷町線・堺筋線、阪急線「天神橋筋六丁目」駅下車
3号出口より住まい情報センター建物の地階へ連絡
JR大阪環状線「天満」駅から北へ徒歩7分
大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」ホームページ
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