Archive for » 7月, 2013 «

社会保険未加入企業に対して、官民挙げた包囲網が敷かれつつある。日本建設業連合会(日建連)が労務賃金改善と、積算された技能労働者の事業主・個人負担分合わせた社会保険料を1次下請けに支払い、2次以下までの賃金支払いの状況まで把握することを決めたほか、国土交通省など許可行政庁も、建設業許可・更新時に未加入企業への指導を開始した。国交省は30日の建設産業専門団体連合会(建専連)との意見交換会で、加入指導を拒否する未加入企業への営業停止にも言及。元請けも今後、保険未加入企業への指導を強めるのは確実で、社会保険加入対策を進める環境が整いつつある。
建専連は、6月13日の北陸地区を皮切りに全国10地区で行った国交省地方整備局などとの意見交換を締めくくる形で、30日に行われた国交省本省との意見交換会で、「不適格業者(社会保険未加入企業)の明確な排除が示されていない。未加入企業の経審(経営事項審査)減点だけでなく、入札に参加させないことを検討すべきだ」と詰め寄った。
保険未加入企業に対する明確な入口制限を求める声に対し、同省は「経審減点だけでなく、建設業許可・更新時の指導も開始している」と説明した。
昨年11月から開始した具体的対応では、国交省や都道府県など許可行政庁が建設業許可と建設業許可更新時、保険未加入が判明した企業に4カ月以内に保険加入を促す指導を行い、加入しなかった場合に2カ月以内に文書で指導書を未加入企業に発出する。
さらに指導書を受けても加入しない場合は、厚生労働省に通報、厚労省が保険加入の指導を行う。それでも加入しない場合には国交省が業法に則り指示処分を行う。
さらに国交省は建専連に対し、「指示処分に従わなければ営業停止に踏み切ることになる」と明言した。
既に専門工事業の会合でも、許可行政庁の社会保険加入指導は、「本来、建設業許可がいらない小規模工事を請け負う下請けも、建設業許可がなければ受注できない。今後、保険未加入企業は建設業許可更新も拒否されるのではないか」などの動揺が広がっていた。
また日建連が策定した労務賃金改善推進要綱によって、大手・準大手の元請企業を中心に、今年度の公共工事設計労務単価に連動して労務賃金アップと社会保険加入費を1次下請けに支払う動きも、社会保険料支払いを求めてきた建専連にとっては追い風になる。ただ元請けは、技能労働者の賃金アップと保険加入費用を1次下請けに支払い、それが末端まで支払われているかどうか調査するため、1次下請けの役割と責任は非常に重くなる。
そのため30日の意見交換会後、建専連幹部は「社会保険料をもらうための標準見積書の浸透はやればやるほど深み(難しさ)にはまる。しかしやらなければならない。これからが1次下請けの正念場だ」と打ち明ける。
この日の意見交換では、建専連から社会保険未加入対策のほか、登録基幹技能者の積極的活用・評価、請負代金の適正支払い、適正工期確保について要望と問題提起がされた。
このうち、来年に更新を迎える登録基幹技能者の評価について、地方整備局ごとに評価内容や対象職種などがばらつきがあるとの問題指摘を受け、国交省は、「これまでは試行。試行結果を検証し整理したい」と応えた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大阪府行政書士会 旭東支部所属 (大阪市都島区・鶴見区・城東区・旭区)            東洋法務総合事務所の B l o gへようこそ。

当事務所は大阪府大阪市城東区にある行政書士事務所です。                   建設業許可に関する全般(新規・更新申請・経営事項審査・入札参加資格審査・業種追加・決算変更届など)・産業廃棄物収集運搬業許可や電子定款認証に対応した法人・会社設立を専門に取扱う行政書士事務所です。補助金や助成金または決算などについても他士業(弁護士、弁理士、司法書士、税理士、社労士、土地家屋調査士など他多数)と提携していますので連携してサポートすることが可能でワンストップサービスの実現を目標に日々励んでおります。

建設業許可専門 東洋法務総合事務所のトップページに戻る                           → 行政書士 大阪 東洋法務総合事務所

大阪府行政書士会会員 建設業許可の全般、法人(会社)設立の専門 行政書士 東洋法務総合事務所は大阪市城東区にある行政書士事務所です。 行政書士 東洋法務総合事務所のトップページに戻る

〒536-0006                                              大阪府大阪市城東区野江2丁目3番4号

TEL.06-6786-0008 FAX.06-6955-8923

お電話でのお問合せ受付時間 / 平日9:00~18:00                                 (土日祝は、原則として休業させていただいております)

Category: 建設業 関連  Comments off

厚生労働省は、2009年6月に施行した改正労働安全衛生規則(安衛則)に基づく足場からの墜落防止措置の効果の検証に着手する。10―12年度の3年間にわたって、足場からの墜落災害のデータを蓄積・分析した結果を踏まえ、墜落防止措置を一層徹底する、あるいは安衛則の義務付け措置を強化するのかを有識者会議で議論する。現在、安全衛生部長通知の『より安全な措置』としている手すり先行工法や第三者による足場の安全点検を安衛則に位置付けるのかが最大の論点となる。8月にも有識者会議を開き、年内には一定の結論を導き出すことを目指す。
同省は足場からの墜落防止措置の効果を検証する場として、「足場からの墜落防止措置の効果検証・評価検討会」(座長・小林謙二関東学院大教授)を設置。これまでは災害データの分析が中心だったことから、委員は座長を含め学識者4人だった。8月にも開く13年度の初会合からは、学識者のほか、仮設業界、仮設のユーザーである建設業界や専門工事業界、造船業界、住宅建築業界の関係業界代表を、新たに委員として10人程度加えて議論する。また、国土交通省がオブザーバーとして参加する。
『より安全な措置』を示した通知では、「改正省令の施行後3年をめどに、改正省令などの措置の効果の把握を行い、必要があると認められるときは、その結果に基づき所用の措置を講ずる」と明記している。このため厚労省では、これまでの墜落防止措置や具体的普及方策の「総合対策推進要綱」の取り組み状況などを検証し、今後の足場からの墜落・転落災害防止策のあり方を探る。
過去3年間の災害データからは、安衛則に基づく措置を講じていた災害が約1割で、措置の不備(法令違反)による災害が約9割を占めていた。こうした実態から検討会の報告書では、「安衛則に基づく墜落防止措置の徹底を図る必要がある」と総括していた。また、手すり先行工法は、組み立て・解体時に最上層からの墜落防止措置として効果が高いと評価したが、「普及率は低調であり、より一層の普及を図ることが労働災害防止上効果的である」とも指摘していた。
建設業における墜落・転落災害による死亡者は近年、建設業労働災害死亡者全体の4割程度を占める状況が続き、事故別では最も多い。このため仮設業界側は、安衛則に基づく措置だけでは死亡事故が減らないため、手すり先行工法の実施を安衛則で義務付ける必要があると訴えている。
これに対し、ユーザー側の建設業界などは、手すり先行工法の法制化などさらなる措置の強化には反対し、安衛則に基づく措置の徹底に取り組む必要性を強調している。また、仮設業界の役割は、ユーザーの意見を広く受け入れながらより良い製品を提供し続けることや、安全に配慮し使いやすい製品を生み出していくことだと指摘している。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大阪府行政書士会 旭東支部所属 (大阪市都島区・鶴見区・城東区・旭区)            東洋法務総合事務所の B l o gへようこそ。

当事務所は大阪府大阪市城東区にある行政書士事務所です。                   建設業許可に関する全般(新規・更新申請・経営事項審査・入札参加資格審査・業種追加・決算変更届など)・産業廃棄物収集運搬業許可や電子定款認証に対応した法人・会社設立を専門に取扱う行政書士事務所です。補助金や助成金または決算などについても他士業(弁護士、弁理士、司法書士、税理士、社労士、土地家屋調査士など他多数)と提携していますので連携してサポートすることが可能でワンストップサービスの実現を目標に日々励んでおります。

建設業許可専門 東洋法務総合事務所のトップページに戻る                           → 行政書士 大阪 東洋法務総合事務所

大阪府行政書士会会員 建設業許可の全般、法人(会社)設立の専門 行政書士 東洋法務総合事務所は大阪市城東区にある行政書士事務所です。 行政書士 東洋法務総合事務所のトップページに戻る

〒536-0006                                              大阪府大阪市城東区野江2丁目3番4号

TEL.06-6786-0008 FAX.06-6955-8923

お電話でのお問合せ受付時間 / 平日9:00~18:00                                 (土日祝は、原則として休業させていただいております)

Category: 建設業 関連  Comments off

国土交通省は、工事現場の監理技術者になるための資格試験である1級施工管理技術検定の受検要件を緩和する。高校(指定学科)卒業後に建設会社に入った技術者が1級検定を受けるのに必要な実務経験年数を2年短縮。これにより高卒者も大学(指定学科)の卒業者と同様、最短26歳で受検できるようになる。若手技術者の減少に歯止めをかけ、将来を担う優秀な人材の確保につなげるのが狙い。14年度から実施する予定だ。
現行制度では、高卒者が1級を取得する場合、最短コースでは3年の実務経験を経てまず2級資格を取得。その後さらに指導監督1年以上を含め5年の実務経験を積んでから1級検定を受ける。このため1級資格の取得は28歳となる。2級合格後に専任の主任技術者として1年以上従事すれば実務経験3年で受検を認める例外規定はあるが、「ほとんど使われていない」(建設業課)。
見直し案では、監理技術者の専任配置が義務付けられる比較的規模の大きな工事に従事し、監理技術者の指導を2年以上受けることを条件に、2級取得後に必要な実務経験年数を3年に縮める。現行制度では高卒者が10年の実務経験のみで1級を受検するコースもあるが、これだと最短でも29歳にならないと受検ができない。今回この要件も見直し、主任技術者要件を満たす5年の実務経験の後、さらに必要とされる5年の実務経験について、監理技術者の指導を2年以上受ければこれを3年に短縮することを認める。これによって27歳での資格取得が可能になる。
実務経験年数の短縮に加え、2級検定の学科試験合格の有効期間(現行6年)を、学歴に応じて7~8年に延長する措置も講じる。高校3年で合格した後、大学の指定学科に進学した場合は有効期間を8年、短大や高等専門学校に進学した場合は7年に延長する。実地試験は大卒後1年、短大・高専卒後は2年の実務経験を経なければ受検できない。学科試験合格の有効期間が延長されれば、実地試験を受けるチャンスが増えることになる。国交省はこれらの見直し案を、26日に開いた中央建設業審議会と社会資本整備審議会合同の基本問題小委員会に提示した。今後、必要な告示案をつくり、意見募集などの手続きを経て12月に官報公告する14年度の試験計画に合わせて公表できるようにする。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大阪府行政書士会 旭東支部所属 (大阪市都島区・鶴見区・城東区・旭区)            東洋法務総合事務所の B l o gへようこそ。

当事務所は大阪府大阪市城東区にある行政書士事務所です。                   建設業許可に関する全般(新規・更新申請・経営事項審査・入札参加資格審査・業種追加・決算変更届など)・産業廃棄物収集運搬業許可や電子定款認証に対応した法人・会社設立を専門に取扱う行政書士事務所です。補助金や助成金または決算などについても他士業(弁護士、弁理士、司法書士、税理士、社労士、土地家屋調査士など他多数)と提携していますので連携してサポートすることが可能でワンストップサービスの実現を目標に日々励んでおります。

建設業許可専門 東洋法務総合事務所のトップページに戻る                           → 行政書士 大阪 東洋法務総合事務所

大阪府行政書士会会員 建設業許可の全般、法人(会社)設立の専門 行政書士 東洋法務総合事務所は大阪市城東区にある行政書士事務所です。 行政書士 東洋法務総合事務所のトップページに戻る

〒536-0006                                              大阪府大阪市城東区野江2丁目3番4号

TEL.06-6786-0008 FAX.06-6955-8923

お電話でのお問合せ受付時間 / 平日9:00~18:00                                 (土日祝は、原則として休業させていただいております)

Category: 建設業 関連  Comments off